ハードコンタクトを使っていた方はメガネが見えにくい?
こんにちは。
たまには視力検査について書いていこうと思います。
今日はタイトルに書いた通り。
HCL(ハードのコンタクトレンズ)の装用をやめ眼鏡にした場合、作った眼鏡が見にくくなる場合があります。
【今回のお客様】
主訴:二か月前に作成したメガネが見にくい。夜間の運転が視界がボケて怖い。
勿論、この主訴だけでレンズを再作成することが可能です。しかし「たった2カ月前に作ったのに何故見にくいのか」。
「単純に度数合わせの問題なのか」「他に原因は考えられないか」と言うことを念頭に置き、問診をします。
問診と言うと医者のように聞こえてしまいますが、根拠を集める為のコミュニケーションですね♪
私の前職場「キクチメガネ」では①裸眼視力②現用眼鏡の矯正視力③予備検査④問診
上記の項目をしっかりと確認することで「検眼の8割は終わり」と教えられました。(ちょっと極端ですが、それくらい大事!)
まず2カ月前に作成して見にくく感じるぐらい度数の変化があるなんて考えにくいです。どんなに適当に検査をされたとしてもです。
なのでパッと頭に浮かんだのが「HCL装用者」or「眼病や全身疾患」
問診にて
「ハードかソフトのコンタクトレンズは使用されていますか?」とお聞きすると
「ハードを使用していましたが二か月前に眼鏡に変えました」
「作ってすぐは良く見えましたか?」とお聞きすると
「受け取って直ぐは良く見えて、段々と見にくくなりました」。。。ビンゴ!!
この時点で「HCL装用中止したことにより角膜形状が変化した」と結論付けてほぼ良いでしょう。
特にHCLを1日14時間以上装用していた方は度数変化が起こりやすいです。
旧度数での矯正視力は
右眼:0.7(ボケてるが何とか読める)
左眼:0.3
オートレフ値と現用メガネとの差(不足分)は
右眼:C-1.00x180
左眼:S-0.75C-1.25x10
SやらCやら説明しても分かり難いと思いますので、簡単に説明しますと
右眼は乱視が足らんかもよ~
左眼は近視と乱視が足らんのじゃない~
って感じです。
しっかり問診したお陰で自信を持って新しい度数をお勧めさせて頂きました。検眼前の問診は非常に大事です。
良い眼鏡を作るためのヒントが溢れています。
話なっげーなー!と思わずお付き合い頂けると幸いです。
それでは~