同じ度数で作ったのに見え方が違うのは何故(?_?)

こんにちは。前回のブログからまた日が開いてしまいました。
前々回のブログでご紹介した、ヴィオルーのサチエ2を購入のお客様。
2本メガネを持っていて、高かった眼鏡の方が違和感があり掛けられない。
度数が違うのかな~と確認してみると、ほぼ一緒。
片方の度数が一段階(-0.25D)違っているだけ。
それだけで「掛けられないほどの違和感」を生むのは考えにくい。
認定眼鏡士がチェックする3つの項目
度数が同じなのに違和感がある時に確認するのが、「前傾角」「頂間距離」「そり角」です。

上から前傾角、頂間距離、そり角です。
この3つを確認します。
まぁ~極端な言い方をすると【前傾角・頂間距離・そり角】を揃えればほぼ違和感はなくなるでしょう!
それほど「眼鏡の装用状態」というのは見え方や違和感の有無に影響を与えます。
今回のお客様の場合
理想とされる眼鏡装用状態の基準値と比較して
- 安い眼鏡の方が頂間距離が理想的、高い眼鏡は頂間距離が広い(遠い)
- 安い眼鏡は前傾角が理想的、高い眼鏡は前傾角が全く無い
- 安い眼鏡の方がそり角が大きい、高い眼鏡の方がそり角は理想的
3項目中2項目で安い眼鏡の方が装用状態が優れていました。
正しい知識を持ったお店であれば、まず見抜くことが出来るでしょう。
知識の必要性もさることながら、最近は調整できない眼鏡が増えています。
それは消費者が招いた「安ければ安い方が良い」というデフレの産物だと思っています。
すべての格安眼鏡がいけないというわけではないですが、扱う人たちはせめて知識をつけて頂きたいものですね。
ま、かくいう私もユニクロで服買うんですけどね~(笑)
それでは~