フレームカーブとレンズカーブ
こんにちは。
今日はレンズの選択について書きたいと思います。
タイトルの通りメガネレンズとメガネフレームにはカーブがついています。
レンズは、度数や設計(球面や非球面)によってカーブが異なります。
例えばこちらのメガネフレーム(H-Fusion)を加工機に読み取らせると…
こう表示されます。
一番上の「カーブ」がレンズカーブ(3.3C)
一番下の「FC」がフレームカーブ(1.6C)
つまりオートで加工した際、フレームとレンズのカーブに差異が出ます。
その場合どうするか言いますと~
こうします。
レンズカーブとフレームカーブを合わせます。
なぜかと言いますと、カーブの差異がある分レンズにもフレームにも窮屈な思いをさせるわけです!
窮屈な思いをさせられているレンズはクラックと呼ばれるヒビ割れを起こしやすいですし、劣化が早い。フレームも幅が広がりやすくなったり、「プツッ」と切れてしまうこともあります。
(※最初のレンズカーブ3.3から離れれば離れるほど調整がしにくくなり、出来栄えも悪くなります。)
当店が扱っているフレームはほとんどが福井県鯖江市産。
丁寧に作り上げられた“良い眼鏡”をレンズの選択で台無しに出来ません。
なので、頭の中で出来上がりを想像し「このメガネにはこのレンズが相性が良いですよ」とお勧めすることがあります。
良い眼鏡を良い状態でエンドユーザーにお渡しするのが良い眼鏡屋の仕事です。
ではは~