完全矯正のすゝめ

眼鏡もコンタクトも見えづらいとご来店の高校3年生。

これから車校に行くので、良く見えるようにレンズを交換して欲しい。

予備検査をして~(問診と予備検査の大切さはコチラ)

#7A(両眼で見た時の一番よく見える度数)を出してみると…

数字が大きくなるほど近視が強い(目が悪い)状態

近視、乱視ともにかなり不足。

視線のズレも外方向の間歇性外斜視のような動き。

この場合、まず完全矯正です。

近視と乱視を上げたことにより視線のズレもかなり少なくなりました。

完全矯正で視機能UPをはかり、それでもなお複視などの症状が出る場合にプリズム処方を検討します。

緑青が浮いてます

レンズ交換の依頼でしたがフレームも出来るだけキレイに!

パッドを取って緑青をキレイにしたかったですが、他店枠の持ち込みで互換性のあるパッドが店在庫に…ナイ!

結構キレイになった!

なので、竹串をパッドと金属の隙間に入れチマチマ取りました。

折角レンズがキレイになるのにパッドが汚いとメガネ全体が古く見えてしまいますからね!

スッキリ新品みたい♪

レンズの度数に「理想の度数」はありますが、「正解の度数」はありません。

(あくまで個人の感想です)

度数決定に対する考え方もお店によって違います。

今回の場合プリズム処方をしようか迷いましたが、まずは完全矯正で視機能改善を目指しました。

理由としては、

①旧度数と比べ完全矯正値で視機能が改善した

②完全矯正値で赤レンズテストを行っても複視の症状が出なかった

③年齢がまだまだ若い

などです。

良い眼鏡を作るために問診や予備検査は非常に大事です。

良い眼鏡屋は情報を集める為に色々聞いてきます。

お客様は情報提供にご協力いただけると嬉しいです♪

もちろん、それ以前に度数決定に対する引き出しの多さを持つ専門家:認定眼鏡士にお願いしましょうネ♪

それでは~